路地裏の空

創作日記・乱調随筆

2023-01-01から1年間の記事一覧

秋川先生の空

雲ひとつない青空、ほぼ。 「こういう空を日本晴れという」 と小学校四年の時の先生が教えてくれたのを覚えている。 なぜかいろんな言葉が記憶に残る人でした。 秋川先生、面影も鮮明に思い出します。 アルフィーの桜井さんに似てる人でした。(声も) 「イ…

飛行機雲が崩れたからか 誰かから何かのメッセージのような雲。 空気も空の色も 秋ですわ。

九月の宵、虫の声に耳澄ましています。熱帯夜なんですけど。

秋の祭りの神輿の修復が神社の境内で始まっていた。秋の実りを祈り、あるいは感謝する祭りが近づく。 でも、まだまだ夜も昼も暑い。 夜の散歩からの帰り、気づいた。 虫の音が聞こえるじゃないか。しかも、立ち止まってよく聞いていると あれは、松虫。あ。…

歌うつくつく法師と悲しいニイニイゼミ

いくつかの小さな急造台風が日本列島付近を貫けていった。 しばらく蝉の声 が途絶えていたが 昨日あたりからまた聞こえてくる。 騒がしいクマゼミやアブラゼミの声は聞こえず つくつくほうしに主役交代らしい。 よく聴いていると イントロが演奏されてから …

コメントを書けるようにしました。

このブログはちょっと目的があって 今度こそ長く続けたいのです。 叱咤激励、罵詈雑言、無理難題をエネルギーにするために コメント書けるようにしました。

ブログ停止状態だった言い訳

いろいろあって、春からしばらくの間ブログ停止状態だった。 友人からは、 「まあいつものこと」「お前は継続という言葉を知らん」 「ある意味、期待を裏切らないよね」とか言われる。 特に広島在住のタカハシ君からは、菅原文太口調でボロクソ言われる。 言…

遅れに遅れて「残残残暑見舞い」…

遅れに遅れた残暑見舞い 年末年始に疫病にかかり、年賀状も年賀メールも出せなかったから 暑中見舞いにて不義理をお詫びしようと思いつつ 立秋が来て残暑見舞いとなり、挙句の果てに九月の声を聞くはめに。 すべては自分の怠惰な習性、あきれはてた筆不精な…

友達申請してきたシリアの米軍兵士を妄想する。。。

今日は、USアーミーでシリアのダマスカス在住という方からFacebookの友達申請が来た。胡散臭さ満載だったのでポチしていない。 シリアといえば米軍にとって、対イスラムの最前線。ダマスカスを攻撃する側の米軍の兵士がダマスカスに住んでいるなんてことはな…

春の嵐が過ぎた朝の野良猫

ひどい雨の夜が明けた朝、汚れた毛並みの野良猫ハッチが裏道を通り過ぎるのを見かけ、 「あ、ハッチ!」と後ろから声をかけると、 ハッチは、不満そうに立ち止まってゆっくり振り向き、疲れたような目でこちらを見た。 もちろん彼は自分が「ハッチ」と勝手に…

2023年のイエローマジックオーケストラ

今住んでいる町の真ん中には、標高130メートルほどの山があって江戸時代の城郭が美しく、シンボリックで、ランドマークになっている。ふもとには堀が巡らされて、広い公園がある。そこにむかう大きな通りを花園町通りという。 昔、その通りの東側に、貸しレ…

サクラ、綻ぶ

隣のお寺さんの桜が五輪ほころんだ。 ソメイヨシノよりも白い花びらは清廉で、 満開になると 場所柄もあって、ちょっと神聖な空間になる。(寺院の駐車場なんだけど) なんという名のサクラなんだろうか。

迷惑だよ、正岡子規。

夢に正岡子規が出てきたのは3回目だ。 今朝の夢で、アノヒトから黒いカバンを預かった。 黒いコートを着た正岡子規は、真夜中の歩道橋を上がってきて、何も言わずに、でも大事そうにカバンを渡してきた。 後頭部の出た坊主頭は、振り返るときに口の端で笑っ…

春の海ひねもすのたり。。。

春の陽にきらきらきらきら光る海のずっと向こうに たぶん網をしかけている船の影 大陸からの黄砂なのか、空は薄いベールに覆われていて 望遠で撮ると灰色の水平線。 こんな日に思い出す句があって。。。 春の海 終日(ひねもす)のたりのたりかな 蕪村 京丹…

はるばるやってきた国の春はどうですか。

菜の花が強い南風に揺れている夕暮れ近い堤防。 散歩していた人がふたり。 話していた言葉は多分日本語じゃなかった。 故郷はもっと南の国なのだろう。 尋ねてみたい。 「はるばるやってきた、この国の春はどうですか」と。

春、

「灰みの空いろ」(マンセル値 5B 7/4)の空 桜にはまだ少し早く、 散る梅もあって、盛りと咲く桃の花も見る季節 気温18°C西の風1m湿度62% 薄曇りの空の下、弥生の優しい風が吹いている。 結論としては、花粉が。。。。。。

梅便り(弍)ー 春は名のみの風の寒さや

庭の小さな梅の枝で戯れている鳥を撮った。 毎年、この時期になると、梅の花とか根元に置いたミカンを目当てにやってくる。ミカンは去年までは隣に住む母親が置いていた。動物が好きではない人だが、どういうわけか、雀にコメを播いてやったり、野鳥に果物を…

梅だより(壱)

梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪 庭の梅がいくつかほころんだ一月二十日が大寒でした。確かに一輪ほどには暖かさを感じますが、今週はまたシベリアの記録的寒波が巡ってくるそうな。 私の住んでいる町を流れる小さな川の岸辺には、かつて、たくさんの梅の木…

年末年始のこと

いやはや、疫病のお陰で、年末も年始もなく 年賀状も不義理し、 旧知の郵便局長さんのところで買ったのに、彼のところにさえも出せず。 紅白歌合戦もゆく年くる年も見ず、 となりの寺の除夜の鐘も聞けず、 三が日は ラジオもテレビも遠ざけ、 できたのは 餅…