路地裏の空

創作日記・乱調随筆

はるばるやってきた国の春はどうですか。

菜の花が強い南風に揺れている夕暮れ近い堤防。 散歩していた人がふたり。 話していた言葉は多分日本語じゃなかった。 故郷はもっと南の国なのだろう。 尋ねてみたい。 「はるばるやってきた、この国の春はどうですか」と。

春、

「灰みの空いろ」(マンセル値 5B 7/4)の空 桜にはまだ少し早く、 散る梅もあって、盛りと咲く桃の花も見る季節 気温18°C西の風1m湿度62% 薄曇りの空の下、弥生の優しい風が吹いている。 結論としては、花粉が。。。。。。

梅便り(弍)ー 春は名のみの風の寒さや

庭の小さな梅の枝で戯れている鳥を撮った。 毎年、この時期になると、梅の花とか根元に置いたミカンを目当てにやってくる。ミカンは去年までは隣に住む母親が置いていた。動物が好きではない人だが、どういうわけか、雀にコメを播いてやったり、野鳥に果物を…

梅だより(壱)

梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪 庭の梅がいくつかほころんだ一月二十日が大寒でした。確かに一輪ほどには暖かさを感じますが、今週はまたシベリアの記録的寒波が巡ってくるそうな。 私の住んでいる町を流れる小さな川の岸辺には、かつて、たくさんの梅の木…

年末年始のこと

いやはや、疫病のお陰で、年末も年始もなく 年賀状も不義理し、 旧知の郵便局長さんのところで買ったのに、彼のところにさえも出せず。 紅白歌合戦もゆく年くる年も見ず、 となりの寺の除夜の鐘も聞けず、 三が日は ラジオもテレビも遠ざけ、 できたのは 餅…